株式投資で証券会社や投資情報誌のおすすめ銘柄には様々な観点があり、必ずしもそのような銘柄が良い銘柄とは限りませんので注意しましょう。
おすすめの銘柄の中には、株主優待内容、配当利回り、値下がり率や値上がり率、出遅れ銘柄、業績判断など様々です。
投資には判断材料があり、投資家個人により異なります。
まずは、自分の投資目的とスタイルを確立することが重要です。

投資にはキャピタルゲインとインカムゲインという2つの利益の出し方があり、値上がり益を期待して投資する方法と配当利回り(株主優待利回りも含む)を期待する投資目的があります。
それぞれの投資目的に個々の投資家の異なるスタイルが反映され、短期で売買を繰り返す人と長期保有で株価の成長を期待する人など投資には千差万別な目的とスタイルがあるのです。
近年、主婦を中心に人気の銘柄は食品や外食関連の銘柄で株主優待を投資家への還元として提供している企業への投資を考える人が増えつつあります。
購入前に優待利回りの計算をし、投資家としてのベネフィットを考えるのでしょうが、必ずしも優待利回りの高い銘柄への投資が良いとは限りません。

株主優待制度は企業が自由に設定できますが、これを実施していない企業も多いです。
欧米の企業は株主優待という制度を導入するところはほとんどなく、一方で日本の企業は多くあります。
本来、配当利回りで還元できるものを優待という概念で投資家に還元するサービスとなり、大抵の企業は自社製品か自社サービスとして株主還元します。

例えば、牛丼チェーンを展開する企業であれば、牛丼10杯分の優待内容とした場合、牛丼1杯400円とするならば、4000円分の還元となるのですが、企業側はコストで済むことがメリットでもあるのです。
株主還元に注目し価格を無視すると高値掴みにもなるため、過去のチャートの監視をしっかりとしましょう。
また、業績判断も重要となり、直近3年程度の収益傾向を調べ、企業財務もしっかりと注目することです。

利回りの計算方法とは

株主優待の利回りの計算方法はシンプルではありません。
スポーツや娯楽、食料品など株主優待の内容はさまざまだからです。
例えば、スポーツ観戦のチケットが送られてきたとして、その価値のつけ方はその人の価値観によるでしょう。
チケット代が1万円ならば、1万円と計算してしまうのがシンプルですが、実際にチケットを使ってスポーツを観戦しないのであれば無価値になってしまいます。

あるいは友人に5千円で譲ったり、オークションで5千円で売却したりすれば、実質的に5千円の価値になるでしょう。
株主優待は人気の銘柄を選びたくなるものですが、きちんと優待の内容もチェックしておきましょう。
人気の銘柄だから利回りがよいとは限らないからです。人からおすすめをされた銘柄は、あくまでその人にとって価値があると判断された銘柄にすぎません。
株主優待が商品券である場合にはシンプルな計算ができます。

100万円を投資していて、毎年1万円分の商品券が送られてくるのであれば、利回りは年1%です。1万円分の商品券が必ずしも1万円の価値があるわけではありません。
例えば、特定のショップでしか使えない商品券で、そのショップでは他店よりも同じ商品が高く売られていたとすれば、実質的には1万円分の価値はないはずです。
商品券を使ったときにおつりがもらえるかどうかも重要です。9000円の商品を購入して、おつりがもらえなかったら実質的に9000円の商品との引換券となってしまいます。
このように、利回りの計算方法は株主優待の内容によって異なるので難しいです。価値観は人それぞれなので、人によって計算の仕方も異なってくるでしょう。
一番良いのは、もらったものに対して自分が高い価値をつけられるということです。